毎年お正月準備は黒豆から始まります。例年は3合なのですが、今年は5合(約750g)焚きました。丹波の黒豆を以前雑誌で見た檀春子さんのレシピで焚いたら美味しかったのでそれからここ20年以上このレシピを少し自分流にして(つまり手を抜いて…苦笑!)使わせて頂いています。1晩浸けて、翌日3~4時間コトコトと沸騰させないよう気を付けながら煮て、程よい硬さまで煮あがったら重曹を入れて冷まします。
冷めたら水をチョロチョロと15分ほど流し入れ、その後沸騰直前まで煮てまた水をチョロチョロとまた15分流し入れ、これを3回繰り返したら今度は蒸し器に付近を敷いて黒豆を載せて1時間蒸します。その後別に煮立てた赤ザラメを溶かした薄めのシロップに布巾ごと浸けて、この日は終了!翌日から豆を布巾ごと鍋から出して、残ったシロップに砂糖を増やして煮立たせたら布巾ごとまた鍋に戻す作業を3日間!最終日はシロップに少し醤油も加えます。全部の作業が終わったら、空き瓶に黒豆とシロップを入れて1時間蒸したら蓋をしっかり閉めたら出来上がりです。そうしたら密封になるので、11月まで1年間楽しむのでこの手間ももとが取れるというものです。
もう一つ、私的に面倒なのがきんかんの甘煮。種を取る作業が結構面倒で、その割にいつも食べたら種が残っていてがっくりするのですが、これも無いとなんとなくお正月が迎えられない気分のする料理です。我が家の庭で取れたきんかんを少しだけ煮ました。葉っぱ付きのきんかんは神棚とお仏壇用の小餅2段重ねた上にちょこんと置きます。