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4月1日

4月1日

ウィーンに住んでいた時働いていた所の先輩に会う約束をした。
「じゃあ、金魚鉢で!」と待ち合わせたのはオペラ座の下のどこから見てもガラス張りの喫茶店の前。今はパン屋さんなども入って以前の様にすべてが喫茶ではなくなったけれど、金魚鉢と言ったら判ってくれた。
きっとその内、「昔そう言ってたみたいだね」なんて馬鹿にされる様になるのかもしれない。
どこでお茶しようかと言うことで、私はまだ今回行ってない所が良いなぁ、、と思っていて、オペラ座裏のザッハーホテルの喫茶に行くこととなった。
そう、お馴染みのザッハートルテの本家本元!
最近は喫茶店のお客さんが多いので、以前はホテルと入り口が一緒だったのだけど、今は喫茶専用の入り口が出来て、そこで並んでいる。私たちが入った時間がお昼前だったので幸いにも並ばずに座ることができた。
せっかくですので大きな写真でお見せします。チョコレートの下と生地の真ん中にアプリコットジャムが塗ってあるどっしりと甘いチョコレートケーキ。甘味のほとんどない生クリームを添えて、一緒に頂きます。

以前にも書いたかもしれませんが、私が東京でKONDITRAI OBERLAAのかつてのシェフだったカールシューマッハ氏の講習会に参加した際、彼はザッハートルテの様に甘いお菓子は生クリームを付けて甘味を和らげないと食べにくいというようなことを言ったのに驚いた。日本人は生クリームはカロリーが高そうなので敬遠しがちだが、ウィーンではそう考えないらしい。それからというもの、私は生クリームをたっぷりと付けてケーキを食べるのが好きになった(私はもともと乳製品が好きなんですが、、)。この時に一緒に頼んだコーヒーがMelangeでここのそれはかなりのホイップクリームの量で、それもなんだか少し甘い様に感じた。写真撮影的な見かけは良かったけど、実際にはKlaine Brauner(クライネ・ブラウナー/エスプレッソにミルクの入ったもの)ぐらいの方がケーキとのバランスは良かったなぁ、、とちょっと後悔。
先輩との話は尽きず、気付くと入り口に長蛇の列。ケルナー(ウェイター)も忙しそうでなかなか会計にも来てくれない。本来席で待つのが礼儀だけどあまりに来ないので、立って帰りかけるふりをする。ちょっとケルナーを慌てさせて来て貰う。
以前は会計はテーブルの横でちゃんと修練を積んだケルナー(その為の学校もあるらしい)が暗算で計算するのが常だったが、今は必ずレジで計算してレシートを持ってくる。これもちょっとつまらない。素早く暗算して軽いドヤ顔で値段を言うケルナーの姿は結構カッコイイものだった。

その後、主人と合流してBelvedere宮殿へ行った。夏の離宮として造られた宮殿で今は美術館になっている。上宮と下宮に分かれていて、夕方から約束があって時間がなかったのと、入館料が凄く高くなっているので(上宮だけで14ユーロ/1850円ほど)見たい作品は上宮に多いことからそこのチケットだけ購入した。クリムトやシーレ、ウィーンのお馴染みの押さえておきたい作家の作品は取り敢えずここで見れる。
今回の旅行はとてもお天気に恵まれ、空の色も綺麗な写真が撮れています。右端の写真は唯一皆様にお見せするaramakiペアのスナップです。陰のトーンから日差しの強さが伝わります。

 

夕方からはウィーン在住の美術作家&ピアニスト夫妻のお宅にお誘い頂き、何人かで集まった。旅行が長期になるとやはり友人宅でご飯&醤油味のお料理なんかはとても嬉しいもの。お嬢さん(なんて普段呼んだことないけど、、)が作ってくれたテラミスもとっても美味しかったです。
本来テラミスは生卵を使うのだけど、ウィーンでは生卵は一切食べないので生クリームとマスカルポーネだけで作ってあって、かえってさっぱりして美味しかったです。ありがとう、
○○ちゃん♪そしてお誘い下さった○○夫妻と集まって下さったお友達もありがとうございました。  (5/20記)

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