４月５日

４月５日

帰国を翌日に控え午前中に荷造りを済まし、前日教えて頂いたレオポルド美術館での企画展を見に行く。エゴン・シーレの元モデルでガールフレンドだった女性はWALLY NEUZIL。１６歳で彼のモデルになり（その頃のモデルとは裸婦モデル。ほとんどが暮らしの為だった。）、数年シーレとの関係を続け、シーレが若いモデルを雇うようになり、結婚を決める頃、彼女は彼の元から去り看護婦になり、そして２３歳にはこの世を去った。この展覧会では彼女がその間どこに住み、どのような生活をしたかを追いながら、シーレの絵の中の彼女を見るような趣向だった。
その時館内で上映されていたビデオがDVDで販売されていたので、ゆっくり見たくて購入した。
独語での解説が少し勉強になるかな、、なんて思ったりもしてのことだが、持って帰ってゆっくり見たがそう思う様には行かないものだった、、（哀）。しかし、ウィーンで過ごしたひとときが京都の我が家で再現できる感じでやっぱり買って良かった♪
それにしても２日前のチェスキークレムロフといい、昨日教えて頂いたこの展覧会の話といい、今回はエゴン・シーレと何かとご縁があった。
下の絵もチェスキークレムロフの街並み。彼の作品の色使いや画面構成にはいつも魅了される。

レオポルド美術館を出て、今回のウィーンでの最後のお菓子として選んだのはaida(アイーダ）のApfel Strudel。このお菓子は昨夜も他のお店で食べたが、アイーダという店はこのリンゴのストゥルーデルで有名はウィーンのカフェ・チェーン店。結構お値段がリーズナブルで庶民的なお店。実は私はここにはたぶん今まで入ったことが無かったのだけど、今回ウィーンの最後にここのケーキを食べてみようと思った。KONDITRAI、ホイリゲ、そしてこのチェーン店、それぞれのお菓子の違いを感じながらウィーンのお菓子の旅は終わる。
そしてその後最後のお散歩に向かったのはシェーンブルン宮殿。
ウィーンにご旅行された事のある方なら絶対に行ったことのある観光地の一つ。以前は見飽るほどに行った所だけど、なんとなくここに行ってみようか、、と主人との意見も一致。
シェーンブルン宮殿に着くと、前庭でOster Markt（イースター市）が開催されていた。
クリスマス前にウィーンではChristkindl Markt（クリスマス市）が市庁舎前やいろいろな所で開かれていて、とても賑やかなので本当はその時期にウィーンに行きたいのだけれど、私の仕事上その時期に京都を離れることはできないので残念に思っていた。そう思っていたら、以前にはたぶん無かったこのイースター市がここシェーンブルンだけでなく旧市街の中でも開かれていた。規模はクリスマス前のそれとは違うけれど、そして暖かなグリューワインは無いけれど、でも露店の楽しい雰囲気を味わった。

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シェーンブルンに別れを告げて夕食に向かったのはアパートの近くのウィーンらしいレストランWarld/4。
ウィーン最後の打ち上げに友人が１０人も集まって下さった。普段ご無沙汰ばかりしているのに、ありがたいことです。
本当に皆さんありがとうございました。とってもとっても楽しかったです。

で、ここで私が注文したのはやっぱりWiener Schnitzel（下左写真）。レモンを絞って頂くあっさりとしたウィーン風カツレツ。主人が頼んだのはTafelspitz（ターフェルシュピッツ/茹で牛肉料理）。西洋わさび＋リンゴのムース、タルタルソースの２種類のソースが添えられていて好みでそれを付けて頂く。ともにウィーンの伝統料理。

今回ウィーンで行きたかったけど行けなかったのは、ウィーン菓子屋のGerstner、ここでチョコレートケーキを食べるつもりだったのだが、お店が見つからなかった。実は多分何度もお店の前は通っていたんですけど、、。レストランではウィーンに住んでいた時から大好きだったBier Hof。ウィーン料理と白ワインが私にとっては定番だけど、ここビアホーフにはオーストりアのいろんなビールが楽しめて、ビールとウィーン料理もまた美味しい♪。ここは絶対に行く予定だったのに、、、。それとターフェルシュピッツで有名なPlachutta/プラフッタ。オペラ座の裏にこのお店のリーズナブルタイプのお店が出来たという情報を聞いていたので、絶対に行くつもりだった。茹でた牛肉料理を作った茹で汁にフリッターテン（クレープ生地を細く刻んだ麺状もの）を入れて食べたかったぁ～、、、、、いずれも残念！次の楽しみに取っておくことにします。
こうしてウィーン最後の夜を楽しく＆美味しく過ごし、皆さんとの別れは名残惜しかったけれど再開を約束してアパートに戻る。
明日は帰国。実は閉所が不得意な私は飛行機搭乗に少々気分は下がり気味↓。　　（5/25記）