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4月3日

4月3日

今回の旅で4か国目のチェコに行きました。4か国なんて威張っておきながらオーストリアはもちろんスペインもチェコも1都市のみ。ハンガリーに至っては1店舗のみ!
ともかくこの日、友人夫妻の運転で連れて行って頂いたのはウィーンから230Kmほど離れたCESKY KRUMLOV(チェスキークルムロフ/独語ではクルマウと呼ばれている)。世界遺産に登録された赤いレンガ色の屋根がとても美しい街。かつてはオーストリア―ハンガリー帝国に属していたがその崩壊とともにチェコスロバキア領となった。
ここに関しては私が説明することも無いので写真だけで紹介させて頂きます。
この町はエゴン・シーレのお母様の生まれた町である縁で、エゴン・シーレはこの町の絵を描いていて見たことがある人は多いはず。下の絵。 「あぁ、これかぁ~!」

左の写真と似た構図。
モルダウ川に沿って立ち並ぶ家々の様子。
右の作品の写真はこの2日後にウィーンのレオポルド美術館で撮影したものです。
このチェスキークレムロフにもエゴン・シーレ美術館があり、主人は見に行ったが館内には原画は少なかったらしい。
その間私は友人といろいろなお土産店を覗いたりチェコの名産のガーネットや琥珀などを冷かしていた。

もう25年近く前、今の様にチェコとスロバキアに分かれていない頃に他の街に行ったが、その頃はまだガーネットは安くで買えたので、私の家族は小さ~いものだけどそれぞれが一つずつガーネットのペンダントトップを持っている。さすがに今は少しお高くなっている。大事にしよ~っと♪

チェスキークレムロフの美しさ、お伝えできたでしょうか?
世界遺産の街の意識が高く、新市街も屋根の色は同じ様に統一してあり、よくあるこっちとあっちで全然違う!という様なキッチュな街並みではない。
昼食はこの街のレストランで食べたのだけど、料理の種類は結構ウィーンのメニューと似ている。ただちょっと違うのは、ケーキの写真を見て頂いたらお気付きか、、ケーキの側面にフォークが刺さって出てくる!こんなの初めて。
持ってくる間にケーキが倒れない為なのか、それともケーキをお皿に載せる際にこうやって刺して乗せてそのままにして持ってくるものなのか、たまたまこの店のウェイターがそうしただけなのか、、、その真意は定かでない。
夕方2時間ほど掛けてウィーンに戻り、あまりお腹も空いていないので喫茶店で軽くサラダで済まそうか、、とWiedner Haupt StraßeのCafé Wörtnerに入る。ここのケーキもやはりカフェ・ラントマンのマークが入っていた。

で、サラダでも、、と言ってたのに私が頼んだのは右上の写真。ロースト・サーモンのアスパラガス入りリゾット添え。メニューで選んだ時は喫茶店の食事だからこれほどのボリュームとは思っていなかった。右の写真は友人が注文したBackhuhn-Salat(ローストチキン・サラダ)。写真でも判る様に鶏手羽を素揚げしてある。以前は鶏手羽をウィーンの人は食べなかった様に思うんだけど、最近流行っているらしい。ウィーンのファストフードという感じなのかな?
昔我が家にオーストリア人の知人が田舎に住むご両親を連れて来られた時に、私は居酒屋っぽくいろいろ料理を作り、その中に鶏手羽の唐揚げを出したら、これに関してはそのご両親は全く手を付けなかった。後で誰かにウィーンでは捨てるものだと聞いてちょっと恥ずかしくなったのを思い出す。
ウィーンも世代交代して食の好みが変わって来ているらしい。そういえば、結構な確率でレストランやカフェでオリジナルのハンバーグをメニューに載せている。これも今のウィーンの流行りだそう。
ウィーンのカフェでの夕食で充実した一日を締めくくる。連日お世話になっているこのご夫妻にはお礼の言い様が無いが、、本当にこの日もありがとうございました。   
お読み頂いている皆さま、お疲れさまでございます。ウィーン滞在もあと2日です。  (5/22記)

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