まさか今年もコロナで五山の送り火が取りやめになるとは、、一応仏事でお精霊(おしょうらい)さんがお帰りになるのに火を焚いてお見送りしなくてはならないので、部分的に火を焚かれることにはなるみたいだけれど大文字で火床の数が5か所、他の4山に至っては1~2か所ずつ点火。
それに加えここずっと災害が相次ぎそうな豪雨で、自宅でのおがらを燃やすお迎え火やお見送り火も焚くことすらできない状況。
コロナのせいでずーっと季節感の無い生活を余儀なくさせられている。

とりあえず朝のお膳だけ。
12日は白玉粉でお迎え団子を作り、野菜やお菓子・果物を仏壇にお供えする。
13日朝のお膳。
わかめとねぎのお味噌汁、鹿ケ谷かぼちゃの煮物、キュウリと甘酢生姜の酢の物、梅干し

14日のお膳はわかめの澄まし汁、高野豆腐と三度豆の煮もの、オクラとみょうがの酢の物、煎りむかご。
以前は朝晩作っていたが、仏壇に入ってらっしゃるお義父さまも60回忌ほどになり、聞くところによると50回忌を過ぎるともう成仏されていて戻っては来られない、、という話で(これ、定かではありません)とりあえずお膳は朝だけでいいのではないか、、ということに内々でなった。もし、思わず帰ってこられたら可哀そうですしね、、(^^)v。

15日のお膳。山芋と昆布のお味噌汁、サツマイモと三度豆の煮物、焼きナスと枝豆の胡麻和え、キュウリの即席漬け。
夕方には追い出しアラメ(言葉は悪いですが、乾燥アラメの戻し汁を玄関から門を出るまで撒いて、それに沿って帰っていかれるんだそうです)を煮て、見送り団子を白玉粉で作って終わり。


毎年16日の朝に近くの長代川に掛かる橋にお供え物を捨てる箱が並ぶ。昔は川に流していたけれどそれをされると川が詰まるからでしょうね。
で、今日16日は幸いにも雨も止み、一昨年までは妙法の妙の字の前で点火を見ながらお見送りするのだけれど昨年に引き続き今年もテレビでお見送りをする。。
こうやって今年のお盆もなんとなく終わる。

方々のお精霊さま、間違いなくまっすぐお帰り下さいます様に。。合掌