京都に旅行者が来られた時ちょくちょくお連れする曼殊院。いつもそこに行くとき手前にあって気になっていた広い庭園。竹田薬品の薬用植物園とあり人の気配を感じなかったので公開されているとは知らなかった。先日NHKの番組内で期間限定の予約制で研修会という名目で見学できるというので早速予約して行って来ました。
見学できるところとバックヤード含めると東京ドーム2個分ぐらいの広さだそうです。
この日の参加者は60人ぐらいだったのかな、、3組ぐらいに分かれて園の方が丁寧に説明をして下さいます。私は園長さんのグループになり、どの方もそうなのでしょうけれど、ともかく気になっていることなど何を聞いても答えて下さるので勉強になりました。
いくつかのエリア分けられていて、初めに行った漢方処方園はよく知る漢方薬に入っている植物ごとに分けて展示(植栽)されていてとてもわかりやすかったです。
風邪かなって思った時や肩こりなどがひどいときに服用している葛根湯ってこんな感じの植物だったんですね。
火傷をしたときにいつも使っている紫雲膏にはこんなにたくさんの薬用植物で構成されているんだそうです。
クリスマス前の頃や忙しいときに疲れているのに興奮して眠れない時、私は抑肝散を服用しているのですが、それにはこんなにいろいろな生薬が、、興味深いです。
aramakiで販売しているハーブティーのジンジャーブリーズにはリコリスが配合されていますが、それは和名では甘草で、この手前の植物です。
また他のエリアでは、、
まだ赤くなっていませんがフルーツティーに入っているローズヒップ(バラの実)も見れたり、、
なんとこの絶滅危惧種が肉桂の木で、木の幹は生薬として、枝の先の方はシナモンとしてお菓子などに使ったりするそうです。
これはいろんな種類のミントでよく知っているものですが、この種のミントがロッテのガムにつかっていて、このミントは眠らないように噛むブラックブラックというガムに使われていて、、なんて興味深いお話もあり、どれも葉を少し摘んで味見してもいいんです。
マーボー豆腐などに使う香辛料の中国の山椒である花椒の実がなっていて味見したら口が痺れてひぇ~!!園長さんが分かっていたのかその後に甘いステビアの葉っぱを「口直しにちぎって食べてください」って(笑)!
こうしていろいろと見せて頂くと、我が家の庭にある植物が案外薬用があったりしてびっくりしました。
ものすごく私には興味深くて、すでに9月の研修会の予約を受け付けてらっしゃるので、帰宅してすぐに申し込みました。秋にはまた違った風景と植物が楽しめるみたいで楽しみです。